こんにちは。麻生優希です(^^)
前の記事で、
『指まわりをスムーズにする練習方法』
をお伝えしました。
順番は4つ
①いつもつっかえる場所はどこかを明確にする
②つっかえる場所だけ切り取って、正確にできるテンポで、ゆっくりから始める
③付点のリズムを使って指を柔軟にする
④慣れてきたら、徐々にテンポを上げる
というものです。
ですが、この順番で何度やっても、どうしてもうまくいかない場合はあると思います。
私は学生時代、この壁にぶち当たって、すごくすごく悩みました。
いろいろな方法を試した中で、『これは効果があるな』
と思った方法を3つご紹介します^_^
❶口で音符を言ってみる
滑舌よく言えなくたっていいんです。
実際に吹くときに、なんとなく指を動かすのではなく、口で言う練習をすることで、頭でしっかり音を追えるようになります。
❷頭の中で音符を言ってみる(口では言わない)
口で言えるようになった後、今度は頭の中でやってみます。
頭の中で音符を言いながら、
フルートは持たずに、指を動かす想像をしてみてください。
実際にちょっと動いてみてもいいです。
ここで、脳から直接指に指令を出すような感覚で、イメージトレーニングしてみてください。
これは、結構難しいですから、最初からうまくできなくてもいいんですよ(^^)
うまくできないからこそ、
「そうか、ここの指が絡まってたんだな」と発見できるのです♪
❸替え指を利用!
これは高音域だけに使えるテクニックです!
出したい音の5度下の指づかいで、息を強く吹くと、高音域の音が出るんです!
例えば、レミ♯ファソラ
と速く演奏したい場合
レミ♯ファソの部分を、5度下のソラシドの指でそのまま息を強くして吹きます。
そして最後のラの音は正規の指づかいで吹きます。
そうすると、指はソラシドラ
実際の音はレミ♯ファソラ
となります。
これは、音程が不安定になりやすいので、勢いで吹けるような、速いテンポの中で使えます。
実際に、私の生徒さんが取り組んでいる吹奏楽の曲で、高音域で速い指まわりの部分があり、この方法を伝授したところ、
『すごい!これで吹ける〜!』
と感動していました(笑)
私も最初感動しましたから、とってもお気持ちわかります(^^)
そして、私はよくこの方法を利用しています。
正しい指づかいで吹くよりも、
音楽の流れに沿って表現できることの方が、私は大切だと思っています。
音によって、いろいろ方法が変わりますから、もしわからなければ、お気軽にご相談くださいね。
以上の3つです。
指まわりについては、皆さんがよく悩む項目の1つだと思います。
今回いろいろな方法をご紹介しました。
あなたの、解決の糸口につながると嬉しく思います!
麻生優希